自然科学の実験法を採用した

フェヒナーの精神物理学やブントの内観法に始まるといわれる。

しかし、実験法を導入した初期には、心理学で扱う事象は感覚などの内観報告を含む実験の領域に限られていた。

その後、20世紀に入ってワトソンの行動主義を契機として、複雑な高等精神機能についても実験的方法が適用されるようになり、広い領域にわたって行動の実験的研究が行われている現在では、初期の意義は失われている。

広義には科学的心理学scientific psychologyと同じ意味で、研究領域も個人心理に限らず発達心理、比較心理、社会心理にわたっている。

狭義には実験心理学の方法論を意味し、精神物理的測定法psychophysical method、実験美学的方法experimental aesthetic methodなどの実験法を扱い、調査、検査、臨床などの非実験法に対置して用いられることもある。

また、厳密な実験的事実の集まりから構成され、直接、理論体系とは関係しないものとして、理論心理学theoretical psychologyに対置されることもある。
update:2010年02月19日